子供の『発想力』を鍛えるデザインワークショップ!シリーズ


このワークショップの狙い


背景

 かつて世界一とも呼ばれた日本のモノづくり。高い品質と(品質に対して)安い価格で世界の市場を席巻してきました。バブル崩壊とリーマンショックを経て、体力が落ち込んだ上にアジア諸国がモノづくりの力をつけ、日本企業は窮地に追いやられて来ています。

一方で、最近のインターネットを中心としたICT技術の進化はめまぐるしいものがあります。欧米諸国を中心にこれらを活かした新しいビジネスが次々と生まれて来ています。

このような背景の中で、従来と同じ事をしていても状況が改善することはありません。新しい産業構造を目指して行くためにイノベーションを起こして変えていかなければなりません。


 一方、イノベーションを起こすためにはどうすればいいか、我々も含め将来のイノベーター予備軍である子供たちはその方法は教えてもらってはいません。我々が学校で学ぶ学びは用意された「正解」を覚える教育です。

 幼児は、何かわからないものにとりあえず触れてみたり、口に入れたりする行動が好奇心という形で本能的に行われていますが、大きくなり小学校にはいると用意された「正解」を覚える教育を受けるようになり、「正解」覚えて、「正解」を答えることしか行わなくなります。

その結果、「正解」を求めるように行動するため、社会に出た時に「正解」のない問題に対応するために必要な「思考力」、「想像力」、「チャレンジ精神」、「コミュニケーション能力」といったところが得意でない大人に育ってしまいます。

しかしながら、私達大人の社会で向かい合う問題は「正解のない」問題がほとんどです。

 そこで、大阪芸術大学未来創造デザイン研究会では、「正解のない」問題に対応する方法を子供の頃から学んで頂くために、「デザイン」の手法を活用した小学生~中学生の子供たちが自ら答えのない問題に立ち向かい、自ら創造する力を養う仕組みを考えることにしました。



イノベーションとは

 一般的にイノベーションは技術革新と訳され、これまでにない新しい技術や考え方を取り入れて新たな価値を生み出すことにより社会的に大きな変化を起こすことをいいます。

イノベーションは、Iphoneの様な革新的なモノ・コトづくりをイメージするかもしれませんが、私達はモノに限らず友人の困り事を解決する様な生活の中に溢れる小さなイノベーションも対象に含めて考えています。



イノベーションを生み出せるようになるためには?

イノベーションを確実に生み出す方法はありません。
身の回りにある事象の中から課題を発見し、創造力を発揮して試行錯誤を繰り返しながら最終的に課題を達成するアイデアに辿り着きます。

そのためには、

1.課題を発見する力
2.課題を達成するアイデアを生み出す力
3.失敗を恐れず何度もチャレンジする力

が必要です。

当研究会では、子供達にこの三つの過程を体験できるようなワークショップを作成しました。



子供がデザインを学ぶ場を作る

本プログラムの狙いは、教えられた通りに作るのではなく、自らのアイデアでチャレンジし、時には失敗を経験しながら問題を解決していく「デザイン」の手法を用いて答えのない問題に対応できるような力を身につけて頂くところにあります。

「デザイン」といっても絵を描いたり色を塗ったりするような事ではありません。「デザイン」という言葉が本来持っている「計画する」、「企画する」、「問題を解決する」という意味の「広義のデザイン」を学ぶサービスを提供いたします。



やる気になってもらうための使命づくり

 ワークショップでは、お子様方に何かを作ってもらう事が多いのですが、単純に作るだけではありません。子供達にもわかるように"なぜ作るのか?"といった作るための意義をバックストーリーとして用意しています。

例えば、ワークショップ#01 キミを守ってみせるエッグドロップチャレンジ!"の場合は、タマゴ達の国にたどり着くためには、崖から飛び降りないといけないというような状況を設定しています。そしてタマゴに顔を描いてもらう事でよりストーリーにのめり込む事が出来るような工夫をしています。

大人である私達の仕事のなかで、お客様に喜んでもらいたいというのも、仕事のやりがいの一つになっていると思います。子供達も同様に誰かのために自分の力を発揮するのは嬉しいことですので、こういった使命感を持って取り組んでもらえるワークショップにしています。



やり直しのチャンスを設ける

 デザイン思考や人間中心設計プロセスには、やってみて、うまくいかなかったら修正をするような、いわゆるPDCAの考え方が含まれています。私達のワークショップもやり直しながら成功に結びつける事を重視し、失敗してもいいんだという空気づくりを行なっています。





教育関係者・イベント主催者様へ

私たちが運営する『子供の「発想力」を鍛えるデザインワークショップ!』をあなたのコミュニティで実施しませんか?

ご興味をお持ち頂けましたら気軽にこちらまでご相談ください。


大阪芸術大学未来創造デザイン研究会顧問

福武徹(大阪芸術大学デザイン学科客員教授)




子供の『発想力』を鍛えるデザインワークショップ!シリーズ